のぼうの城

日本語を話せて、多少なら読むこともできるオージー王子。

でも、どうしても覚えられない事があります。


「おかえり」と「ただいま」の使い方が逆。

コンセントを交差点と言う。

パソコンを「パコン」と読んでしまう。





なんか分かる気もする・・・。

コンセントと交差点って音が似てるし、「ソ」と「ン」って外国の方から見るとほぼ同じだし。

この間なんか、

王子「パコン ノ交差点ガ マチガテルヨ!」

と私に言ってきた。

どっちかって言うと、あなたの方が間違ってます・・・・。




なに見てん?





さておき、

和田竜さんの作品が大好きなので、話題のこの本の紹介。

のぼうの城


どうしようもないでくのぼうで、百姓からも馬鹿にされ「のぼう様」と言われていた成田長親。しかしそんな彼が総大将となり、小田原城の戦いでは、支城である忍城を石田三成率いる大軍の攻撃から守り抜いたというストーリー。
彼の奇想天外な行動や、領民を大切にするやさしさがなんともいい。彼だけではなく、彼を取り巻く個性豊かな家老たちやこの時代にめずらしい下位の百姓たちとも協力し、城を守ろうとする面々も非常に魅力的。
通常領民たちは戦となると、嫌々戦うはずだが、このストーリーの中では位を関係なく一致団結し、石田三成の大軍に向かっていく。彼らを動かしたのは、ほかでもなく、こののぼう様。

和田さんの作品が好きな理由はストーリーの良さだけではなく、通常触れることのない歴史上の人物の事細かな性格や、背景が詳しく書かれている所にもある。
読み手に情景を想像させて完全に物語の中に引き込むようなパワーがある。
戦国時代さながらの躍動感が伝わってくる。

戦国時代と聞くと、今までは残忍で、百姓たちをアリのように働かせ、城の者だけがいい思いをしているというイメージしかなかった。が、のぼうの城や、他の作品を読んで見方が変わった。

さらに歴史好きになれる作品。check it out!




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